お風呂上りに水シャワー

美肌は健康の副産物と考えています。
健康でなければ美肌は維持できません。

世の中にはたくさんの健康法があふれており、なにをやったらいいのか迷うくらいです。
その中で、今回紹介したいのが
『お風呂上りに水シャワーを浴びる』
という健康美肌法です。

健康の基本は『体温を適度に上げる』こと。
最近は平熱が35度ちょっとしかない人が多いです。
低体温の人は代謝が悪く、免疫力も低下します。
体が冷えていると、体液の循環が滞りがちになります。
血行も悪いので、栄養が体に回りにくくなるのです。

そこでお風呂上りに水シャワーを浴びると、どんな効果があるのでしょう。

水を浴びると体を冷やしますよね。
更に体温が低下しますよね。
実は、これがいいのです。

人間は恒温動物です。
体が冷えると、体温を上げようとします。
体が暑くなると、体温を下げようとするのです。

お風呂上がりの温まった体に、水のシャワーを浴びると、当然体は冷えます。
すると、体が発熱して、体温を上げようとします。
冷たくなった体が、徐々にぽかぽかしてきます。
これが恒温動物の体温を一定に保とうとする働きなのです。

体内から体温が上がっていくことで、血行が良くなり、体液の循環が活発になります。
すると、食べ物から摂取した栄養も、体の隅々にいきわたります。
これが、美肌に繋がっていくのです。
 
お風呂上りに水シャワーを浴びると、肌のきめもきれいに整います。
顔だけではなく、全身の肌がツルツルになっていきます。
肌水分の蒸発のスピードも穏やかになります。
肌が乾燥する前に、皮脂が出る時間を稼いでくれるのです。

新陳代謝も活発になるので、肌のターンオーバーもスムーズになります。
太りにくくなる効果も期待できますし、美容にとってはとても『いいことづくめ』ですね。

これほどにまで簡単で、安上がりなスキンケアはそうそうありません。
ただし、正しいやり方を知っておく必要があります。
でなければ、体に負担がかかることもあるからです。

1. お風呂で十分体を温めておく。
2. いきなり冷水を浴びるのではなく、シャワーの温度をぬるま湯~水に調節する。
3. 水は足の先から徐々に、体を慣らしつつ全身にかけていく。
4. 最終的には頭から、肩甲骨のところを重点的に水シャワー。
5. 水を全身にいきわたらせてから1分間、水シャワーを浴びる。

まずは、体が温まっていることが条件です。
温まった体は血行が良くなっています。
そこに水シャワーを浴びると、血管が一時的に収縮します。
そのあと、再び血管が拡張して、血行が良くなるのです。

ぬるま湯から始めるのは、体を水に慣れさせるためです。
ぬるま湯を足の先から太もも。手の先から腕。腰から首までかけていきます。
この温度に慣れてきたら、水に切り替えます。
水に切り替えたときも足の先から徐々にかけていきます。

頭から肩甲骨のあたりを重点的に水シャワーします。
二つの肩甲骨の間には、褐色脂肪細胞があり、ここを刺激すると体脂肪が燃えやすくなります。
全身に水をかけたら、そこから1分。水シャワーを浴び続けます。
もちろん顔もしっかり冷やす様に。

お風呂から上がったら、さっさと体をふき、髪はタオルで包みます。
顔のスキンケアはこの段階で済ませてしまいます。

いいことづくめの水シャワーですが、高血圧の方や、心臓の弱い方はやめてください。
急激な血管収縮が負担になる恐れがあります。

健康にも美容にもうれしい、水シャワー。
今日から習慣にして、肌トラブルと無縁の生活を送りたいものです。

プチプラコスメのスキンケア

化粧品の品質と価格は、必ずしも比例しません。
むしろ、話題の美容成分を、リアルタイムに出してくるのはプチプラスキンケアです。
コラーゲン、ヒアルロン酸、豆乳イソフラボン、セラミド、リピジュア、レチノイン酸、プラセンタ…
こういった成分がさり気に入っているプチプラ化粧品を見るたびに、ちょっと楽しくなります。
セラミドも意外に、ヒト型セラミドを配合していたりします。
リピジュアはヒアルロン酸の2倍ほどの保湿力を持つと言います。
そんな保湿シリーズが、1アイテム1000円前後で売っていたりします。

プチプラのスキンケアシリーズで、評価の高いメーカーもいくつかあります。

今回は、筆者が使ったことのあるプチプラスキンケアの中で、2つのメーカーと商品をご紹介したいと思います。

ロゼット
代表的な商品は『ロゼット洗顔パスタ』でしょう。
1934年創業の老舗化粧品メーカーの一つです。
クリーム状洗顔料のパイオニアというべきメーカーで、洗顔料に特化したイメージがあります。
しかし、スキンケアシリーズもこれでなかなか優秀ぞろいです。

ほとんどのアイテムが数百円~1000円前後となっており、ティーンズから大人まで愛用者は多いでしょう。

筆者が使ってみたことがある中で、印象的だったのは以下の商品です。

・ロゼット洗顔パスタ
現在のチューブ入り洗顔料の原型となったのがこの商品です。
昔からあるタイプはプラスティックのクリーム容器型。荒性肌用は今も評価が高い逸品です。
ここ数年で洗顔パスタの種類が増え、チューブ入りの物も発売されました。
が、個人的には昔ながらの洗顔パスタ荒性肌用を評価します。
硫黄配合なので乾燥しやすい気はしますが、普通肌用ほどではありません。
しっかり保湿をすることで、大人ニキビにも悪くない洗顔料だと思います。

・アクアセラミドゲル
これはずいぶん昔に使ったことがあります。
セラミドというスキンケア成分が今ほど話題にもならなかった時代。
ロゼットでは2002年にセラミド入りオールインワンゲルを発売しました。
無香料・無着色・無鉱物油のオールインワンは当時画期的でした。
さすが時代の先駆者的メーカーであると感心します。
超敏感肌の筆者にとってはあのころ、救世主ともいえるオールインワンでした。
現在はロゼットセラミドゲルという名称に変わっているようです。

・ロゼットゴマージュ
ジェルを顔に塗って撫でると、ポロポロとカスが出てきます。
フルーツ酸を主に用いたゴマージュで、古い角質を除去する働きがあります。
お値段はゴマージュの中で最安値を記録するのではないかと思います。
使用感はピーリング・ゴマージュ類のなかでは比較的マイルドです。
ガッツリ角質を落とした…という感じはあまりありません。

明色化粧品
明色化粧品のスキンコンディショナーは、一時売り切れが出るほどの評判商品でした。
スキコンという言葉が飛び交うようになったきっかけは、この明色にあるのではないかとすら思えます。
1885年創業の、こちらも老舗化粧品メーカーです。資生堂が調剤薬局から化粧品に進出したのが1897年ですから、資生堂以上の老舗ともいえるでしょう。
明色といえば美顔水。
創業者がニキビに悩む奥様のために作り出した商品が、大ヒットとなり、今も受け継がれています。

古き良きものをロングセラーとして販売しながら、新しいものも打ち出していく。
化粧品界における温故知新を地でいくメーカーですね。

筆者が使ってみた明色化粧品は

・明色スキンコンディショナー
明色というメーカーにハマるきっかけになった商品です。
洗顔後の肌を弱酸性に戻す『バッファ効果』があり、洗顔後の肌をスッキリ整えてくれます。
ふんわり漂うローズの香りも嫌味が無く、何度もリピートしました。
ちなみにバッファ効果というのは明色が製造特許を取得したものです。
(1936年、おくさまアストリンゼンにて)日本の弱酸性化粧品はここから始まりました。

・DETクリア ブライト&ピール ピーリングジェル
フルーツ酸を用いたゴマージュで、ロゼットの物よりもお値段は高めです。
しかし、肌がごわついているときには、こちらの方が高い効果を発揮します。
シリーズの酵素洗顔料もなかなか良いです。

・明色エモリエント 超しっとりタイプ
これ一本で化粧水・美容液・乳液の役割をしてくれる、オールインワン保湿液です。
ゆるめの乳液といった感じですが、保湿力の高さは折り紙付き。
セラミド1.3.6Ⅱ、フィトスフィンゴシン、スフィンゴ脂質といったセラミド成分がしっかり入っています。
数百円のアイテムにこれだけの成分が入っているというのは、もはや革命です。
シリーズでクリームもありますが、筆者はこちらのローションだけで十分です。

上記2社の製品だけでも他にたくさんあります。
プチプラスキンケアシリーズを使って思うのは
・お値段以上の物が意外に多い。
・使い方次第では、高級化粧品ラインにも劣らない効果を発揮できる。
・肌質にあったものを探しやすい
ということです。
あなどれない存在ですね。

美白成分の種類と効果

『美白しなきゃ』なんですが、一体何を使ったらいいのかわかりません。
という疑問をお持ちの方は多いと思います。
そこで、今回は美白成分について、詳しくわかるようにまとめました。

厚生労働省が認める、美白成分
1.ビタミンC誘導体
2.アルブチン
3.カモミラET
4.トラネキサム酸
5.エラグ酸
6.4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム)
7.t-AMCHA
8.コウジ酸
9.プラセンタエキス
10.マグノリグナン
11.リノール酸
12.ルシノール
13.ロドデノール

それ以外の美白成分
・ハイドロキノン
・YACエキス
・アスタキサンチン
・フラーレン

たくさんの美白成分があるものです。
ここ数年で厚生労働省から認可された成分が増えましたね。
とても長くなるかとは思いますが、それぞれの成分の働きを説明していきたいと思います。

ビタミンC誘導体(漂白・還元作用)
美白化粧品は数あれど、最もよく配合されているのがこの成分です。
美白と肌の再生能力を高める作用があります。
ビタミンCの還元作用で、肌を白くする作用があります。
ビタミンCそのままでは酸化しやすく、不安定なものです。
なのでリン酸などと結合された状態で化粧品に配合されます。
(リン酸アスコルビル…などと表示されます)

アルブチン(予防美白)
こちらもポピュラーな美白成分の一つです。
1994年に江崎グリコが開発しました。
(あの、お菓子メーカーのグリコです)
当時、ハイドロキノンの使用が認められていなかったため、ハイドロキノンにブドウ糖をくっつけて作られました。
ハイドロキノンと同じような作用がある。
と、説明されることもありますが、実際は違います。
ハイドロキノンは強力にシミや色素沈着を除去します。
アルブチンはプラスミンに働きかけ、シミを作らせないようにします。
(シミはプラスミンがメラノサイトに働きかけ、メラノサイトがメラニンを作るからできます)
ビタミンC誘導体と組み合わせると、肌がワントーン明るくなります。

カモミラET(予防美白)
敏感肌向け化粧品キュレルのメーカー、花王が開発した美白成分です。
ハーブティーなどに使われる、カモミールから抽出された成分です。
メラニンの生成を促進する『エンドセリン』という物質の働きを抑えます。
エンドセリンはシミの部分に多いので、シミが薄くなるという効果、さらにはメラノサイトをも抑制する作用があります。

トラネキサム酸(予防美白)
トラネキサム酸と聞くと、歯磨き粉を思い出すのは私だけでしょうか。
資生堂が独占状態で配合している美白成分です。
医薬品の抗炎症剤を改良して作られました。
プラスミンの働きを阻害しますので、シミができにくくなります。
また、肝斑にも効果を発揮します。

エラグ酸(予防美白)
イチゴやラズベリー、ザクロなどに含まれる成分です。
チロシナーゼ酵素の銅イオンを奪うことで、働きを阻害し、メラニンの産生を抑制します。
ハイドロキノンと同等の協力成分ですが、配合量が制限されています。
これを開発したメーカーはライオンです。

4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム) (予防美白・メラニン排出)
サリチル酸誘導体で、角質層に働き、メラニンを排出させます。
また、チロシナーゼ酵素の活性を抑制することで、メラニンの生成を抑えます。
資生堂が開発した美白成分の一つです。

t-AMCHA(予防美白)
メラニンを作らせるプロスタグランジンの生成を抑えることで、メラニンの生成を抑えるという新しい成分です。
プラスミンの働きを阻害して、メラノサイトを抑える働きもあります。
こちらも資生堂の開発です。

コウジ酸(予防美白・保湿)
日本酒を作る杜氏の肌が、白く、きれいだという経験から作られた美白成分です。
チロシナーゼを抑制し、メラニンの生成を抑えます。
それだけでなく、肌老化を原因とするシミ・シワ・たるみを引き起こす、活性酸素を抑える作用もあります。美白だけではなく美肌を手に入れることが出来る成分です。

プラセンタエキス(予防美白・保湿)
哺乳類の胎盤から作られる成分です。
コウジ酸と同じく、チロシナーゼ抑制力が強く、メラニンの生成を抑えます。
また、豊富なアミノ酸やビタミン類を含むため、肌老化を抑止します。
シミやシワにも効果があります。
保湿力もありますので、乾燥肌の人にも向く美白成分と言えます。

マグノリグナン(予防美白)
チロシナーゼが持つたんぱく質の成長を抑えるという、今までにないアプローチで美白効果を発揮します。
モクレンから抽出したポリフェノールで、カネボウが開発しました。

リノール酸S(予防美白)
紅花油から抽出される成分で、チロシナーゼを分解します。
もとは油なので、皮膚への浸透が良すぎ、メラニンが作られる細胞層を通過してしまう…という欠点を改善したものです。サンスターが開発し、自社の美白化粧品に配合しています。

ルシノール(予防美白)
メラニンはチロシナーゼが、チロシンに作用することで産生されます。
このルシノールは、チロシナーゼよりも先にチロシンとくっついてしまいます。
チロシナーゼとチロシンが結合しないので、メラニンが産生されないということになります。
ポーラが開発したこの成分は、「ホワイティシモ」に配合されています。

ロドデノール
マグノリグナンにつづいて、カネボウが開発した美白成分です。
たくさんのユーザーの間で『白斑様症状』が出たため、自主回収されました。
その数は20,000人近くにもなります。
強力な作用が原因で白斑になったのかと思いきや、肌が白抜けしたのは細胞死によるものだったと判明したとか。
何だか怖い話ですが、新しい成分と聞いて飛びつかない方が良いのかな…と思うきっかけにもなりそうです。

最後にハイドロキノン
ハイドロキノンはすでに出来てしまったシミや、そばかすを消すことが出来る、唯一の成分と言って良いでしょう。
ハイドロキノンが日本で認可されたのは、比較的最近です。
さらに化粧品に配合されるようになったのは、ごく最近です。
安全性においては一定の信頼がありますが、刺激が強い成分であることは事実です。
日本の化粧品グレードでの配合量なら、それほど問題にならないかもしれません。
しかし、用法・用量をしっかり守らないといけないのは、薬と同じだと考えて良いです。
実際、つい最近までは皮膚科の処方箋が無ければ手に入らなかったものです。
肌に合わない人もいるので、使用にあたっては注意を払ってください。

色んな美白成分がありますが、基本的には『美白は予防』と考えて差し支えないでしょう。
今使っている美白化粧品の成分は何か。
どういう作用で美白効果を得られるのか。
それは自分のライフスタイルや、肌質にあっているものか。
多方面に考えて、美白化粧品を選びたいものです。