超ロングセラー化粧品を検証  明色美顔水

私たちが生まれるずっと前からある化粧品。
次々に生まれては消えるコスメ業界において、超ロングセラーとなっているもの。
なぜ売れ続けるのか。
ロングセラーとなっている商品を、検証してみたいと思います。

今回は明色という化粧品メーカーの『美顔水』
知る人ぞ知るニキビ用化粧水です。

明治18年(1885年)創業の、老舗化粧品メーカーの明色化粧品は、実に130年以上の歴史を誇ります。
創業と同時に生まれ、明治20年に大ヒットしたのが『にきびとり美顔水』
これが今に続く『明色美顔水』です。

今と昔ではいくらか成分に違いはあるかもしれません。
が、売れ続けてきたからこそ、今に残るのですね。

成分はいたってシンプル
サリチル酸 ホモスルファミン
PG ゲラニオール変性アルコール 香料

一回見たら覚えられるくらい単純な成分ですね。
これらの成分について、説明を加えていきます。

サリチル酸はケミカルピーリングに使われることもある成分です。
角質を柔軟にし、角質硬化による角栓を防止します。
一定の殺菌作用があるので、アクネ菌が増えすぎないようにコントロールできます。
また、皮脂の過剰分泌を抑える作用もあります。
ですが、刺激を感じる人も多くいます。
敏感肌や乾燥肌の人は、使用に注意が必要です。

ホモスルファミン
抗菌剤の一種です。細菌のDNAに作用して、菌の繁殖を抑えます。
ただ、真菌やウイルスには効果がありません。
上記二つの成分が、化粧水で使われることはほとんどありません。
美顔水はそういう意味で、かなり特殊性のある化粧水であると思われます。

その他の成分に表示されるもの
PG…保湿成分『プロピレングリコール』の略です。化粧水に一般的に使われる保湿剤です。
ゲラニオール変性アルコール…名前を聞くと危険そう、に見えるかもしれません。
が、こちらは化粧品に使われることの多いアルコールです。
収れん作用で毛穴を引き締めます。
香料…香りの元ですね。

明色美顔水がニキビに効果的な理由

サリチル酸が角質層を柔らかくし、不要な角質を除去。
サリチル酸でアクネ菌をある程度殺菌
ホモスルファミンがアクネ菌の繁殖を抑制
PGが肌にさっぱりとした潤いを与える
ゲラニオール変性アルコールが毛穴を引き締め、肌の表面を整える

一度使うとやめられず、ヘビーユーザーになる人もいます。
そのへんで売っているニキビ治療薬よりも、ニキビに効果が高いという声も聞こえます。
これは化粧水に使われることがほとんどない、サリチル酸とホモスルファミンの作用によるものだと考えられます。
またアルコールにも強い殺菌作用がありますので、イメージとしては
『アクネ菌撲滅キャンペーン』
といったものですね。

この美顔水は
・ニキビができやすいオイリー肌
・角質が溜まり過ぎているニキビ肌
の人に適していると思われます。
刺激が強く感じられる肌質の人もいますので「、乾燥性敏感肌の人は避けた方が無難といえるでしょう。

アクネ菌は確かにニキビの原因菌ですが、本来は肌の常在菌です。
むやみに殺菌し過ぎないように気をつけたいものです。