食べるスキンケア こんにゃくの美肌効果に注目!

こんにゃくといえば、低カロリーの食材でダイエットに重宝しますよね。
カロリーがないから栄養もない…なんて、昔はいわれていましたが、とんでもないです。
食物繊維やカルシウム、配分を含んでいます。
何より注目するべきは、こんにゃくセラミド。

セラミドは角質層で水分を保つ役割を担う、細胞間脂質の一つです。
そのセラミドが、なんとこんにゃくにたっぷり含まれているのです。正確には植物性グルコシルセラミドというものです。
こんにゃくのほか、米、小麦、トウモロコシ、大豆などに含まれているのですが、含有量ではこんにゃくがダントツトップなのです。
米や小麦に比べ、7~16倍も多く含まれる、というのですから驚きですね。

ただし、これほどのセラミドを含むのは、コンニャクイモを使って作られた『生芋こんにゃく』に限られると言います。
安すぎるこんにゃくにはあまり効果はありません。

生芋こんにゃくを一日半丁食べれば、一日に取るべきセラミドが補給できます。
ちなにに同じ量のセラミドを摂取したいとき、お米ではお茶碗に25杯。
玄米では10杯、スパゲティなら3皿分にもなってしまいます。
カロリーオーバーもいいところですね。

一方、こんにゃくは半丁で済む上、こんにゃく自体にほとんどカロリーはありません。
小麦などと違い、アレルギーを起こしにくい食べ物でもあります。
お腹の調子を整える働きがありますし、ダイエットにも美肌ケアにも役に立ちます。

もうメリットばかりに思ってしまいますが、もちろんデメリットもあります。
・何事も過ぎたるは猶及ばざるが如し。こんにゃくには食物繊維が含まれますが、食べ過ぎると便秘になります。こんにゃくのグルコマンナンは水溶性食物繊維ですが、凝固剤で固めた際に不溶性食物繊維に変化します。
これも食物繊維であることに変わりはありませんが、水分が少ないとお腹の中で固まってしまい、便秘になるのです。
・こんにゃくによる便秘が続くと、腸閉塞になることもあります。
・こんにゃくは腹持ちがよく、カロリーが低いため、食べ過ぎになりやすいです。食べ過ぎが続くと、胃が大きくなってしまい、他の物も食べ過ぎになりがちです。食べ過ぎると当然太ります。

こういったデメリットを理解したうえで、上手にこんにゃくを食事に取り入れたいものです。
こんにゃくは一日一枚まで。しっかり覚えておきましょう。

こんにゃくを食べれば、確かにセラミドは摂取できますが、それがそのままお肌のセラミドになるわけではありません。
グルコシルセラミドも一度分解され、再び合成されて肌のセラミドを作ります。
ですから、こんにゃくを食べた次の日からお肌プルプル…にはなりません。

こんにゃくをたくさん毎日食べるのは大変…ということもありますから、そういう人にはサプリメントの摂取も有効です。
それでも注意点は同じ。
過剰摂取と水分不足には注意してください。

セラミドはお肌につける美容液などもあります。
こちらは食べるよりも即効性を感じますが、肌内部の真皮層まで届くわけではありません。
もちろん、角質層で働いてくれれば十分効果を発揮できる成分ですし、毎日のスキンケアには取り入れた方がいいでしょう。

外側からのセラミドと、体内から作るセラミド。
ダブルで効果を上げることが望ましいと考えます。

食べるスキンケア 魅惑の野菜 トマト篇

トマトが赤くなると医者が青くなる…
そんなことわざがあるくらい、トマトは薬効の高い食べ物として知られています。
…トマトといえばリコピンでしょ?
いえいえ、それだけじゃありませんよ。トマトにはお医者さんが青くなるほどの効能がたっぷり秘められているのです。
今回はそんなトマトについて、深く掘り下げていきたいと思います。

イタリア語でポモドーロと呼ばれるトマト。
ポモドーロというのは聞いたことあるけれど…とおっしゃる方、その意味はご存知ですか?
これは『黄金のリンゴ』という意味なんです。
トマトの丸く、赤い実の形がリンゴに似ているためなんだとか。

トマトといえばリコピン。
リコピンは有名ですが、その効能のすごさはなるほどです。
リコピンはトマトの赤色を作っている色素成分で、カロテノイドの一種です。
一節によると、βカロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれる、強力な抗酸化作用をもちます。
活性酸素を除去し、老化防止や血液サラサラ効果、がんの予防までもが期待される成分です。
美肌効果としては、美白効果のほかに、コラーゲンの生成を促進するという効能が期待されています。
リコピンは油で加熱すると、体に吸収されやすくなります。
おすすめはトマトジュースにオリーブオイルを少々混ぜて飲む方法。
塩を少し足すと飲みやすいですよ。
一般に売られているトマトジュースはすでに加熱されていますから、そのまま飲んでも効果がありますが、油と一緒に摂るのがコツです。

トマトの美肌効果は、リコピン以外にもいろんな成分があります。
抗酸化・メラニン色素の抑制作用  ビタミンC
皮膚や毛髪の健康維持に役立つ  ビオチン
毛細血管を強化する作用  ビタミンP
皮膚や粘膜の炎症を予防する  ビタミンB6
他にもミネラルやアミノ酸など、人間の体に必要な成分がバランスよく含まれています。
毎日の食生活の中で、しっかり摂取していきたい野菜です。

ドライトマトを使ったことがありますか?
筆者は大好きでして、ドライトマト好きが高じたあまり、自分で作ったりもするようになりました。
コツをつかめば簡単で、保存もききます。
用意するのはプチトマトと自然塩。…それだけです。

プチトマトは夏になるとすごく安くなります。
安いときにどっさり買い込んで、大量にドライトマトを作ります。
1.プチトマトをきれいに洗い、ヘタを取って縦半分に切る
2.オーブンの天板に、オーブンシートをしき、カットしたトマトを並べる。カットしながら並べて行けば早いですね。
3.全体に塩を振り、10分程度放置する。水分が出てきたらキッチンペーパーでふき取る。
4.130度に温めたオーブンに入れ、1時間30分待機。低温のオーブンに入れて、水分を飛ばしていきます。
5.水分がかなりとんだトマトをオーブンから取り出したら、干し網や干しかごに入れて天日に干す。天気のいい日に一日干すことでさらに水分を減らし、日光に当てることでカルシウムやビタミンDが増やすことができます。
6.干しあがったら、ジップロックに小分けして入れ、冷凍庫へGO!します。

塩はサラサラの岩塩を使います。
あら塩でも良いのですが、しっとりしているのでまんべんなく振ることが難しいです。

これはトマトの乾物なので、調理する前に戻して使います。
たっぷりのお湯に酢を入れて沸かし、火を止めたらドライトマトをつけます。
小さいトマトですから3分もすれば戻ります。
あとは、生のトマトと変わらない食べ方をしたり、ソースにしたり、スープにしたりします。

ドライトマトにすると、リコピンが4倍に増えます。
リコピンは加熱しても失われにくいですので、4倍に増やしたリコピンを嬉々として食べています。

トマトにはグルタミン酸が豊富に含まれます。このうまみ成分はアミノ酸の一種で、ダイエット効果や美肌効果がとても高いと言われています。
肌の潤いを保つ『天然保湿成分』の、実に40%がグルタミン酸をはじめとしたアミノ酸です。
そのため、トマトを常食することで、肌の水分量がアップするという説もあります。

美肌作りにとって見逃せない野菜、それがトマトです。
毎日の食生活に、ぜひ取り入れていきたいものですね。

食べるスキンケア 魅惑の野菜 ピーマン篇

小さな子供の嫌いな野菜ナンバー1で、大人になっても食べられない…という人が多い野菜。
それがピーマン。
常に不名誉な称号を与えられるピーマンですが、その効能はサプリメントにも引けを取らない食べ物なのです。

可食部100グラム当たりの主な栄養は以下の通り。
エネルギー 22キロカロリー
水分 93.4グラム
たんぱく質 0.9グラム
脂質 0.2グラム
炭水化物 5.1グラム  
食物繊維 2.3グラム

カロテン 400㎍
ビタミンE 0.8ミリグラム
ビタミンK 20㎍
ビタミンB1 0.03ミリグラム
ビタミンB2 0.03ミリグラム
ナイアシン 0.6ミリグラム
ビタミンB6 0.19ミリグラム
葉酸 26㎍
パントテン酸 0.3ミリグラム
ビタミンC 76ミリグラム

ナトリウム 1ミリグラム
カリウム 190ミリグラム
カルシウム 11ミリグラム
リン 22ミリグラム
鉄 0.4ミリグラム

これは一般に売られている緑色のピーマンの栄養です。
ビタミンC、カロテンなどの栄養価が高くなっていますが、赤ピーマンになるとさらにビタミンCとカロテンの含有量は多くなります。
レモンの2倍という含有量を誇る、ピーマンのビタミンCは抗酸化作用が高く、シミ・そばかすの色素沈着を防ぎます。
通常ビタミンCは熱に弱く、壊れやすいビタミンなのですが、ピーマンのビタミンCは加熱にも強いという特性を持っています。
それと大量に含まれるカロテンは、紫外線から体を守ってくれます。
さっと炒め物にして、たっぷり食べると良いですね。
油を使うことでカロテンが上手く体に吸収され、ビタミンAとしての働きをしてくれます。
ビタミンAとCの組み合わせで、細胞が活性化しますので、疲労回復にも効果があります。

ピーマンの深緑色はクロロフィルという葉緑素によるものです。
葉緑素は抗酸化作用のほかに、腸の環境を整える効果があり、便通を良くしてデトックス機能を高めてくれます。
便秘は美肌の大敵ですから、葉緑素の効能は見逃せませんね。
カロテンやビタミンCの含有量では赤ピーマンや黄ピーマンにかなわない緑のピーマン。
ですが、緑ピーマンにしかない、葉緑素やビタミンPQQをたっぷり含んでいます。
ビタミンPQQは耳慣れない栄養素ですが、必須アミノ酸のリジンの分解に不可欠なビタミンです。
若さを保ち、抑うつ状態を軽減する効果までが認められたビタミンPQQは納豆や緑茶にも含まれているそうです。

ピーマンには豊富なカリウムも含まれています。
カリウムは余分な塩分を排出させる働きがあり、むくみ対策にぜひ摂りたい栄養です。
また、ピーマンの苦み成分はポリフェノールの一種であるクエルシトリンに、ピーマン特有の香りが加わって生まれます。
このクエルシトリンには高血圧抑制作用があると言われています。
カリウムとの相乗効果も期待できるのではないかと考えられます。

ピーマンはもともと唐辛子の仲間です。
唐辛子の代表的成分、燃焼物質のカプサイシンは有名ですね。
ピーマンにはカプサイシンがほとんど含まれていませんが、カプサイシンが変化したカプシエイトを含みます。
カプシエイトは辛味こそありませんが、カプサイシンと同様の作用を持っていると言われています。
ですので、体内脂肪を燃焼させて、エネルギー消費を促す効果があります。
カプサイシンは消化管から血中に移動し、血圧変動などの影響を及ぼします。
しかし、カプシエイトはその影響があまりない事がわかっており、カプサイシンよりも安全性が高い成分として注目を集めています。
燃焼系のサプリメントなどにもカプシエイトを配合することがあるようです。
ダイエットサポート食品としての役割も大きいのですね。

ピーマンに含まれる香り成分のピラジンは、血液をサラサラにする効果があります。
血行を良くすることから、冷え性の改善に役立ちます。
先のカプシエイトとの相乗効果も期待できますのでさらに効能が高くなります。
血行を良くすることは美肌にも欠かせない要素です。

豊富なビタミン類にも血行促進効果があり、肌の新陳代謝を高めてくれます。
くすみのない、透き通る肌にアプローチできることでしょう。

美肌というと、サプリメントやビタミン錠剤にばかり目が向いてしまいがちです。
それが悪いというのではありませんが、まずは普段の食生活から見直してみることが重要ではないかと考えます。
いつでもどこでも手に入る、しかも高級ではない。
そんな野菜に、驚くような効能がたくさん秘められていることを、もっとうまく活用するべきでは

超ロングセラー化粧品を検証  明色美顔水

私たちが生まれるずっと前からある化粧品。
次々に生まれては消えるコスメ業界において、超ロングセラーとなっているもの。
なぜ売れ続けるのか。
ロングセラーとなっている商品を、検証してみたいと思います。

今回は明色という化粧品メーカーの『美顔水』
知る人ぞ知るニキビ用化粧水です。

明治18年(1885年)創業の、老舗化粧品メーカーの明色化粧品は、実に130年以上の歴史を誇ります。
創業と同時に生まれ、明治20年に大ヒットしたのが『にきびとり美顔水』
これが今に続く『明色美顔水』です。

今と昔ではいくらか成分に違いはあるかもしれません。
が、売れ続けてきたからこそ、今に残るのですね。

成分はいたってシンプル
サリチル酸 ホモスルファミン
PG ゲラニオール変性アルコール 香料

一回見たら覚えられるくらい単純な成分ですね。
これらの成分について、説明を加えていきます。

サリチル酸はケミカルピーリングに使われることもある成分です。
角質を柔軟にし、角質硬化による角栓を防止します。
一定の殺菌作用があるので、アクネ菌が増えすぎないようにコントロールできます。
また、皮脂の過剰分泌を抑える作用もあります。
ですが、刺激を感じる人も多くいます。
敏感肌や乾燥肌の人は、使用に注意が必要です。

ホモスルファミン
抗菌剤の一種です。細菌のDNAに作用して、菌の繁殖を抑えます。
ただ、真菌やウイルスには効果がありません。
上記二つの成分が、化粧水で使われることはほとんどありません。
美顔水はそういう意味で、かなり特殊性のある化粧水であると思われます。

その他の成分に表示されるもの
PG…保湿成分『プロピレングリコール』の略です。化粧水に一般的に使われる保湿剤です。
ゲラニオール変性アルコール…名前を聞くと危険そう、に見えるかもしれません。
が、こちらは化粧品に使われることの多いアルコールです。
収れん作用で毛穴を引き締めます。
香料…香りの元ですね。

明色美顔水がニキビに効果的な理由

サリチル酸が角質層を柔らかくし、不要な角質を除去。
サリチル酸でアクネ菌をある程度殺菌
ホモスルファミンがアクネ菌の繁殖を抑制
PGが肌にさっぱりとした潤いを与える
ゲラニオール変性アルコールが毛穴を引き締め、肌の表面を整える

一度使うとやめられず、ヘビーユーザーになる人もいます。
そのへんで売っているニキビ治療薬よりも、ニキビに効果が高いという声も聞こえます。
これは化粧水に使われることがほとんどない、サリチル酸とホモスルファミンの作用によるものだと考えられます。
またアルコールにも強い殺菌作用がありますので、イメージとしては
『アクネ菌撲滅キャンペーン』
といったものですね。

この美顔水は
・ニキビができやすいオイリー肌
・角質が溜まり過ぎているニキビ肌
の人に適していると思われます。
刺激が強く感じられる肌質の人もいますので「、乾燥性敏感肌の人は避けた方が無難といえるでしょう。

アクネ菌は確かにニキビの原因菌ですが、本来は肌の常在菌です。
むやみに殺菌し過ぎないように気をつけたいものです。

キレイは足元から!

夏になると特に気になるもの、それはムダ毛の処理。
多くの人にとって悩みの種です。
永久脱毛しない限りずっとついてまわる脱毛ですが、実は怖い話もあります。

それは、皮膚に強い刺激を与えると体毛が濃くなってしまうということ。
明確な科学的根拠はない、とも言われていますが、経験的に濃くなってしまうことを知っている人は多いはず。
また、体毛は本来外部からの刺激から体を守るためのものです。
人間の体毛は退化してほとんどその機能を失っていますが、動物の毛皮は外部からの防御と保温を目的としています。

そう考えると、人間の体毛も外部からの刺激で濃くなってしまうのも納得できます。
外部からの刺激と言って真っ先に思いつくのは、そうムダ毛処理です。
剃刀でムダ毛を剃ったりすると、どうしても皮膚の表面も一緒に削り取ってしまいます。
どんなに注意深くしたとしても、カミソリを肌にあてて動かした時点で表皮の一部が削れてしまうのです。
カミソリ負けは表皮を削りすぎてしまった事によって起こることを考えると納得いくのではないかと思います。

つまり、ムダ毛を処理する過程で、ムダ毛が太くなることをするという矛盾が発生しているのです。
この矛盾を解消するにはカミソリなどでムダ毛処理しないことが一番です。
お薦めは除毛クリーム「ラブリーレッグ エピWケア」による脱毛です。

この除毛クリーム『ラブリーレッグ エピWケア』は剃刀のように肌の表皮を削ったりしないので肌への刺激は低いです。
また、体毛を剃るのではなく分解するので、カミソリで剃った後のような肌のチクチク感もありません。
特にムダ毛の先端がとがったりしない点は大きいです。
このムダ毛のチクチクはかなり不快です。
これを回避できるラブリーレッグ エピWケアはおすすめです。

また、ラブリーレッグ エピWケアは脱毛にかかる時間は10分程度です。
ラブリーレッグには肌に優しい成分が含まれており、脱毛しながら肌ケアもできる効果があります。
10分ただ待つだけではなく、その間に肌ケアもできてしまうのです。
配合されている有効成分は大豆イソフラボンやコラーゲンなどです。

肌ケアしながら脱毛もできる優れたクリームですので、是非使ってみてください。

マッサージは顔よりも頭皮に行いましょう。リフトアップの根元は頭皮にあり!

美容目的のマッサージというと、まずは顔ですよね。
クリームをたっぷり塗って、滑りを良くしてからマッサージ。
リンパをしっかり流して、顔のコリをほぐす。
肌を持ち上げるかのごとく、上へ上へと撫で上げる。

筆者も若いときは一生懸命やっていました。
でも、さほどの効果はわかりませんでした。
だって、若かったですからね。
リフトアップしなくても上がっているし…ってわけです。

ですが、お肌の曲がり角もぐるぐる回ったこの頃。
顔のたるみが気になってくるお年頃です。
美顔ローラーも買いましたし、かっさでマッサージもやってみました。
どちらもやらないよりはマシです。

そんな時に友人が教えてくれました。
『顔より頭皮マッサージの方が効く』
顔の皮と頭皮は一枚でつながっていますから、頭皮をマッサージすれば、フェイシャルにも影響があるはず。
そう教えてくれた友人の言葉を頼りに、顔のマッサージをやめて頭皮マッサージに切り替えました。

確かに。
顔を一生懸命こすりながら、マッサージするよりも効果高いです。
頭皮をグリグリしながらほぐすと、リフトアップします。
法令線の位置も変わってきます。

『しわは、プラセンタとかセラミドでしっかり保湿』
油分たっぷりのクリームを使ってもいないのに、しわが目立たなくなりました。
さらに皮膚科で処方してもらった、ヒルドイドソフト。
これを気になるところになじませると、法令線や眉間のしわが消えてきました。

今までどれだけマッサージしても良くならなかった部分が、みるみる改善の道をたどります。
皮膚をゴシゴシこすると、肌に負担がかかるうえ、皮膚が伸びます。
伸びた皮膚は、重力に従って垂れます。
物理的にたるみを作るのは、摩擦です。
たるみが出たら、しわも増えます。

とにかく無駄にこすらないこと。
これを意識しなければならないのです。

頭皮マッサージのコツは、
・指先で頭皮を抑えて、頭蓋骨をこするつもりで行います。
・生え際から頭頂部に向かって、マッサージしていきます。
・痛気持ちいいくらいの力加減でマッサージします。
これだけです。

ネットを探せば、頭皮マッサージのやり方も紹介されています。
それを参考にするのもいいでしょう。

頭皮マッサージをすると、血行が良くなります。
肌に栄養が届きやすくなります。
気持ちも良くなりますし、頭が軽くなります。
もちろん、健康な髪づくりにも一役買ってくれます。
お金も全くかかりません。

顔のマッサージはあくまで優しく。
滞るリンパ液があれば、軽く流してあげる程度で十分です。

シャンプー前に頭皮マッサージを行うと、頭皮の汚れの落としやすくなるようです。
脱脂力の強いシャンプーを使わなくても、きれいに洗浄できます。

リフトアップの根元は頭皮にあり、といったところでしょうか。

ニベアをガッテン塗りで美肌になれるのか

一時期、流行りましたね。
『ニベアのガッテン塗り』
あれをまだやっている人はいるでしょうか。

某超高級保湿クリームと、成分がほぼ同じだとかで話題になりました。
(その高級クリームと比べて、ニベアに足りない部分こそが重要だと思いますが)

洗顔後、化粧水をつけずに、ニベアだけを肌になじませる。
ニベアはテクスチャが固いので、手に取って両手をこすり合わせてから、柔らかくしてハンドプレスでつける。
などなど、やたらに細かいレクチャーをする人もいました。

ニベア以外にも、ちふれのボラージクリームがいいとか。
いやはや、ユースキンがいいとか。
色んな説も飛び交いましたが、要点は一つ。
『それ以外の物を使わないで保湿する』

この情報を目にしたとき、何でハンドクリームなんだろうと思った覚えがあります。
ユースキンもニベアもハンドクリームですよね。
なんでそれを顔に使わなきゃならんのでしょうか。
不思議で仕方なかったです。

肌に油分だけを塗りたくることが、保湿になると考えること自体、ちょっとした勘違いです。
加齢や肌質で、皮脂量が極端に減っている場合であれば、油分の供給も必要です。
油分があることで、肌の常在菌が天然保湿因子を作ってくれるという作用もあります。
ですが、もともと皮脂量が十分にあるなら、なにもハンドクリームを塗りたくる必要はありません。

よくある誤解の一つに『油分でフタをして、化粧水の水分を閉じ込める』というものもあります。
油分が肌の表面に張り付いて、フタをしてくれるということはありません。
化粧水が肌の水分になることもありません。
これはスキンケアを根本から理解できていないことに等しいのです。

確かに油分は水分の蒸発を『ある程度』防いでくれる働きはあります。
ただし、油分が肌の保湿に関わる影響度は2~3%です。
油分をしっかり塗ったつもりでも、その隙間から水分はどんどん蒸発します。
それはニベアでもユースキンでも同じこと。
ガサガサと乾燥する手に、ニベアをしっかり塗りこんだところで、しばらくすれば乾燥します。
手を洗ったりしていなくても、乾燥してきますから、時々塗り直したりもします。
皮膚が薄い顔なら尚更乾燥しやすいものです。

保湿とは、『肌の水分を保ち、湿った状態を維持すること』
油分がガッツリ塗ったところで、蒸発するのでは保湿とは言えないのです。

肌の保湿に関わる油分の影響度が2~3%だと言いましたが、ほかに影響しているものは何でしょうか。
答えは
NMF(天然保湿因子)…17~18%
細胞間脂質(セラミドなど)…80%
です。
もちろん、皮脂膜にも2~3%とはいえ、重要な役割はあります。
ですが、ベタベタとクリームを塗りたくってハイおしまい、というのが保湿とは言えないですよね。

しかし、ニベアのガッテン塗りで、お肌がきれいになったと言われる方も多いようです。
ニベアのガッテン塗りこそが、肌にぴったりなスキンケア…といわれる方は、どんな肌質なのでしょうか。
答えは簡単です。
『もともと何もつけなくてもいいくらい、丈夫な肌質』
肌が丈夫なのですから、ちょっとくらい油分が過剰でも問題なし。
そういう肌質の人であれば、何もしないスキンケアだろうが、肌断食だろうが、ガッテン塗りだろうが、まず関係ありません。

ニベアのガッテン塗りで、乾燥肌が改善した。
ニベアのガッテン塗りで、敏感肌が治った。
…これはありえません。
もともと丈夫な肌質なのに、必要以上にこすったり、化粧水をつけすぎたり、必要以上の保湿成分を塗りたくったり…という保湿過剰。
これが元でトラブルになっていただけです。
隠れ乾燥肌とか、隠れ敏感肌などという言葉にとらわれ過ぎた、自称乾燥性敏感肌。
そういう人はたくさんいます。
自称乾燥性敏感肌なら、ニベアで改善する可能性はあります。
不必要なスキンケアを減らしただけですからね。

結論を出すと、
・ニベアのガッテン塗りで美肌になれるのは、丈夫な肌質の人だけ
・乾燥肌・敏感肌の人には効果なし
ということになります。

保湿とは結局何なのか

肌にとって保湿はとても重要です。
が、保湿とはなんであるかを理解している人は意外に少ないです。

『化粧水でたっぷり水分を与えて、その水分が逃げないように乳液やクリームでフタをする』
『毎日ローションパックを習慣にする』
『皮脂が多いのは、スキンケアで油分を与えないせい』
こういうスキンケア理論が、普通にまかり通っています。

また反対に
『あれこれつけるのは間違い。ニベアだけ塗ってればいい』
『欧米ではスキンケアはクリームだけっていうのがふつう』
などという人もいらっしゃいます。

化粧水をたくさんつけるのは、逆に肌を乾燥させるし、油分でフタなんてできません。
ローションパックなどはコットンや化粧水の無駄ばかりではなく、過乾燥の原因になります。
皮脂が多い人に乳液やクリームをつけても、皮脂量がコントロールされることはまずありません。
むしろ油分過剰でニキビができやすくなります。

逆の理論はこれも極論です。
何もつけないスキンケアや、ニベアのガッテン塗り。
洗顔料を使わず、水やぬるま湯だけで洗うとか。
保湿はワセリンで十分とか。
それは保湿とはいいがたいです。
欧米人とアジア人では、肌色だけじゃなくて肌質も違います。
乾燥する土地で暮らし、分厚い角質層をもつ白人さんと、湿度の高い日本に住む日本人。
スキンケアの本質が違います。

それもこれも、保湿する意味が解っていないことからくる、誤解なのかもしれません。

まず、保湿とは何か。その定義を簡単に言うと
『肌が適度な水分を蓄えられるように整え、水分を保持すること』
です。
肌の水分とは、体内から沁みだしてくる水分であり、化粧水に含まれる水ではありません。
この体内から沁みだしてくる水分を、いかに保持するかが保湿の基本です。

肌の水分量は、どうやって維持されるのでしょうか。
皮脂膜による水分の保持…2~3%
天然保湿因子(NMF)による水分の保持…17~18%
細胞間脂質(セラミド)による水分の保持…80%
これらによって、肌の水分は維持されます。

乾燥している肌というのは、天然保湿因子や細胞間脂質の不足によって出来上がります。
油分が多いのに乾燥しているインナードライ肌などが、わかりやすいでしょう。
乾燥を察知して油分を過剰に分泌させる、インナードライ。
乾燥を察知したとしても、油分すら足りない、乾燥肌。

保湿の土台は、角質層の構造を整えることです。
角質層の構造、これをラメラ構造と言います。
ラメラ構造が整っている肌は、細胞間脂質が角質層の隙間を満たしています。
ラメラ構造が乱れている肌は、細胞間脂質が流出しやすいです。
ラメラ構造が乱れている肌には、不足したセラミドを補ってあげるのが一つ。
脱脂力の強い洗顔料や石鹸を避けて、洗いすぎないのが一つ。
肌に住む常在菌を、殺菌し過ぎないのが一つ。
ここをきっちりケアしたうえで、不足するなら油分を与えます。

常在菌は、表皮ブドウ菌やアクネ菌です。
アクネ菌が皮脂を食べると、脂肪酸とグリセリンに分解されます。
脂肪酸によって、肌は弱酸性を保ち、雑菌が繁殖するのを防ぎます。
表皮ブドウ菌が食べて分解した物質は、汗や皮脂と混じって、天然保湿因子を作ります。
アクネ菌はニキビになることもあれば、肌をガードすることもあります。
増えすぎても減りすぎても困るのですね。

健康な肌の人なら、軽く油分を足すだけでも、なにもしなくても、いいでしょう。
メイクをしたり、落としたりするときに与えるダメージだけを、リカバリーすれば良いのです。
化粧水で肌を整えて、乳液をつけておけば、お肌はきれいでいられます。

ですが、乾燥肌や敏感肌の人は、セラミドや保湿成分をしっかり補充しなければなりません。

必要な保湿を必要なだけ。過不足なく、間違えずに続けることが、外側からのスキンケアです。