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食べるスキンケア 魅惑の野菜 ピーマン篇

小さな子供の嫌いな野菜ナンバー1で、大人になっても食べられない…という人が多い野菜。
それがピーマン。
常に不名誉な称号を与えられるピーマンですが、その効能はサプリメントにも引けを取らない食べ物なのです。

可食部100グラム当たりの主な栄養は以下の通り。
エネルギー 22キロカロリー
水分 93.4グラム
たんぱく質 0.9グラム
脂質 0.2グラム
炭水化物 5.1グラム  
食物繊維 2.3グラム

カロテン 400㎍
ビタミンE 0.8ミリグラム
ビタミンK 20㎍
ビタミンB1 0.03ミリグラム
ビタミンB2 0.03ミリグラム
ナイアシン 0.6ミリグラム
ビタミンB6 0.19ミリグラム
葉酸 26㎍
パントテン酸 0.3ミリグラム
ビタミンC 76ミリグラム

ナトリウム 1ミリグラム
カリウム 190ミリグラム
カルシウム 11ミリグラム
リン 22ミリグラム
鉄 0.4ミリグラム

これは一般に売られている緑色のピーマンの栄養です。
ビタミンC、カロテンなどの栄養価が高くなっていますが、赤ピーマンになるとさらにビタミンCとカロテンの含有量は多くなります。
レモンの2倍という含有量を誇る、ピーマンのビタミンCは抗酸化作用が高く、シミ・そばかすの色素沈着を防ぎます。
通常ビタミンCは熱に弱く、壊れやすいビタミンなのですが、ピーマンのビタミンCは加熱にも強いという特性を持っています。
それと大量に含まれるカロテンは、紫外線から体を守ってくれます。
さっと炒め物にして、たっぷり食べると良いですね。
油を使うことでカロテンが上手く体に吸収され、ビタミンAとしての働きをしてくれます。
ビタミンAとCの組み合わせで、細胞が活性化しますので、疲労回復にも効果があります。

ピーマンの深緑色はクロロフィルという葉緑素によるものです。
葉緑素は抗酸化作用のほかに、腸の環境を整える効果があり、便通を良くしてデトックス機能を高めてくれます。
便秘は美肌の大敵ですから、葉緑素の効能は見逃せませんね。
カロテンやビタミンCの含有量では赤ピーマンや黄ピーマンにかなわない緑のピーマン。
ですが、緑ピーマンにしかない、葉緑素やビタミンPQQをたっぷり含んでいます。
ビタミンPQQは耳慣れない栄養素ですが、必須アミノ酸のリジンの分解に不可欠なビタミンです。
若さを保ち、抑うつ状態を軽減する効果までが認められたビタミンPQQは納豆や緑茶にも含まれているそうです。

ピーマンには豊富なカリウムも含まれています。
カリウムは余分な塩分を排出させる働きがあり、むくみ対策にぜひ摂りたい栄養です。
また、ピーマンの苦み成分はポリフェノールの一種であるクエルシトリンに、ピーマン特有の香りが加わって生まれます。
このクエルシトリンには高血圧抑制作用があると言われています。
カリウムとの相乗効果も期待できるのではないかと考えられます。

ピーマンはもともと唐辛子の仲間です。
唐辛子の代表的成分、燃焼物質のカプサイシンは有名ですね。
ピーマンにはカプサイシンがほとんど含まれていませんが、カプサイシンが変化したカプシエイトを含みます。
カプシエイトは辛味こそありませんが、カプサイシンと同様の作用を持っていると言われています。
ですので、体内脂肪を燃焼させて、エネルギー消費を促す効果があります。
カプサイシンは消化管から血中に移動し、血圧変動などの影響を及ぼします。
しかし、カプシエイトはその影響があまりない事がわかっており、カプサイシンよりも安全性が高い成分として注目を集めています。
燃焼系のサプリメントなどにもカプシエイトを配合することがあるようです。
ダイエットサポート食品としての役割も大きいのですね。

ピーマンに含まれる香り成分のピラジンは、血液をサラサラにする効果があります。
血行を良くすることから、冷え性の改善に役立ちます。
先のカプシエイトとの相乗効果も期待できますのでさらに効能が高くなります。
血行を良くすることは美肌にも欠かせない要素です。

豊富なビタミン類にも血行促進効果があり、肌の新陳代謝を高めてくれます。
くすみのない、透き通る肌にアプローチできることでしょう。

美肌というと、サプリメントやビタミン錠剤にばかり目が向いてしまいがちです。
それが悪いというのではありませんが、まずは普段の食生活から見直してみることが重要ではないかと考えます。
いつでもどこでも手に入る、しかも高級ではない。
そんな野菜に、驚くような効能がたくさん秘められていることを、もっとうまく活用するべきでは