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美白成分の種類と効果

『美白しなきゃ』なんですが、一体何を使ったらいいのかわかりません。
という疑問をお持ちの方は多いと思います。
そこで、今回は美白成分について、詳しくわかるようにまとめました。

厚生労働省が認める、美白成分
1.ビタミンC誘導体
2.アルブチン
3.カモミラET
4.トラネキサム酸
5.エラグ酸
6.4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム)
7.t-AMCHA
8.コウジ酸
9.プラセンタエキス
10.マグノリグナン
11.リノール酸
12.ルシノール
13.ロドデノール

それ以外の美白成分
・ハイドロキノン
・YACエキス
・アスタキサンチン
・フラーレン

たくさんの美白成分があるものです。
ここ数年で厚生労働省から認可された成分が増えましたね。
とても長くなるかとは思いますが、それぞれの成分の働きを説明していきたいと思います。

ビタミンC誘導体(漂白・還元作用)
美白化粧品は数あれど、最もよく配合されているのがこの成分です。
美白と肌の再生能力を高める作用があります。
ビタミンCの還元作用で、肌を白くする作用があります。
ビタミンCそのままでは酸化しやすく、不安定なものです。
なのでリン酸などと結合された状態で化粧品に配合されます。
(リン酸アスコルビル…などと表示されます)

アルブチン(予防美白)
こちらもポピュラーな美白成分の一つです。
1994年に江崎グリコが開発しました。
(あの、お菓子メーカーのグリコです)
当時、ハイドロキノンの使用が認められていなかったため、ハイドロキノンにブドウ糖をくっつけて作られました。
ハイドロキノンと同じような作用がある。
と、説明されることもありますが、実際は違います。
ハイドロキノンは強力にシミや色素沈着を除去します。
アルブチンはプラスミンに働きかけ、シミを作らせないようにします。
(シミはプラスミンがメラノサイトに働きかけ、メラノサイトがメラニンを作るからできます)
ビタミンC誘導体と組み合わせると、肌がワントーン明るくなります。

カモミラET(予防美白)
敏感肌向け化粧品キュレルのメーカー、花王が開発した美白成分です。
ハーブティーなどに使われる、カモミールから抽出された成分です。
メラニンの生成を促進する『エンドセリン』という物質の働きを抑えます。
エンドセリンはシミの部分に多いので、シミが薄くなるという効果、さらにはメラノサイトをも抑制する作用があります。

トラネキサム酸(予防美白)
トラネキサム酸と聞くと、歯磨き粉を思い出すのは私だけでしょうか。
資生堂が独占状態で配合している美白成分です。
医薬品の抗炎症剤を改良して作られました。
プラスミンの働きを阻害しますので、シミができにくくなります。
また、肝斑にも効果を発揮します。

エラグ酸(予防美白)
イチゴやラズベリー、ザクロなどに含まれる成分です。
チロシナーゼ酵素の銅イオンを奪うことで、働きを阻害し、メラニンの産生を抑制します。
ハイドロキノンと同等の協力成分ですが、配合量が制限されています。
これを開発したメーカーはライオンです。

4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム) (予防美白・メラニン排出)
サリチル酸誘導体で、角質層に働き、メラニンを排出させます。
また、チロシナーゼ酵素の活性を抑制することで、メラニンの生成を抑えます。
資生堂が開発した美白成分の一つです。

t-AMCHA(予防美白)
メラニンを作らせるプロスタグランジンの生成を抑えることで、メラニンの生成を抑えるという新しい成分です。
プラスミンの働きを阻害して、メラノサイトを抑える働きもあります。
こちらも資生堂の開発です。

コウジ酸(予防美白・保湿)
日本酒を作る杜氏の肌が、白く、きれいだという経験から作られた美白成分です。
チロシナーゼを抑制し、メラニンの生成を抑えます。
それだけでなく、肌老化を原因とするシミ・シワ・たるみを引き起こす、活性酸素を抑える作用もあります。美白だけではなく美肌を手に入れることが出来る成分です。

プラセンタエキス(予防美白・保湿)
哺乳類の胎盤から作られる成分です。
コウジ酸と同じく、チロシナーゼ抑制力が強く、メラニンの生成を抑えます。
また、豊富なアミノ酸やビタミン類を含むため、肌老化を抑止します。
シミやシワにも効果があります。
保湿力もありますので、乾燥肌の人にも向く美白成分と言えます。

マグノリグナン(予防美白)
チロシナーゼが持つたんぱく質の成長を抑えるという、今までにないアプローチで美白効果を発揮します。
モクレンから抽出したポリフェノールで、カネボウが開発しました。

リノール酸S(予防美白)
紅花油から抽出される成分で、チロシナーゼを分解します。
もとは油なので、皮膚への浸透が良すぎ、メラニンが作られる細胞層を通過してしまう…という欠点を改善したものです。サンスターが開発し、自社の美白化粧品に配合しています。

ルシノール(予防美白)
メラニンはチロシナーゼが、チロシンに作用することで産生されます。
このルシノールは、チロシナーゼよりも先にチロシンとくっついてしまいます。
チロシナーゼとチロシンが結合しないので、メラニンが産生されないということになります。
ポーラが開発したこの成分は、「ホワイティシモ」に配合されています。

ロドデノール
マグノリグナンにつづいて、カネボウが開発した美白成分です。
たくさんのユーザーの間で『白斑様症状』が出たため、自主回収されました。
その数は20,000人近くにもなります。
強力な作用が原因で白斑になったのかと思いきや、肌が白抜けしたのは細胞死によるものだったと判明したとか。
何だか怖い話ですが、新しい成分と聞いて飛びつかない方が良いのかな…と思うきっかけにもなりそうです。

最後にハイドロキノン
ハイドロキノンはすでに出来てしまったシミや、そばかすを消すことが出来る、唯一の成分と言って良いでしょう。
ハイドロキノンが日本で認可されたのは、比較的最近です。
さらに化粧品に配合されるようになったのは、ごく最近です。
安全性においては一定の信頼がありますが、刺激が強い成分であることは事実です。
日本の化粧品グレードでの配合量なら、それほど問題にならないかもしれません。
しかし、用法・用量をしっかり守らないといけないのは、薬と同じだと考えて良いです。
実際、つい最近までは皮膚科の処方箋が無ければ手に入らなかったものです。
肌に合わない人もいるので、使用にあたっては注意を払ってください。

色んな美白成分がありますが、基本的には『美白は予防』と考えて差し支えないでしょう。
今使っている美白化粧品の成分は何か。
どういう作用で美白効果を得られるのか。
それは自分のライフスタイルや、肌質にあっているものか。
多方面に考えて、美白化粧品を選びたいものです。